発表会という晴れやかな舞台にデビュー
発表会のおこなわれる舞台はたくさんのスタッフにささえてもらっています
19回朱ざくら会の中で、「日本舞踊を楽しむために」と題してワークショップの時間をつくり一つの演目ができるまでの説明をしました。
衣裳、かつらの説明........................柝の打ち方体験
大道具、照明の説明........................後見、紋付と黒衣
所作板(ひのき舞台)や大道具の事、狂言方の仕事、チョンチョンという柝の打ち方体験コーナーも含め、 雪音、風音等音響効果や照明の流れ、後見の役割等、初歩的な事を会主とスタッフがお話をさせて頂きましたところ、 お客様から大きな反響があり、あとの演目の一つ一つがよくわかった!楽しめた!と、 とても喜んで下さいました。
企画をした私共としては、これはもう本当に嬉しくて次へのステップとして、
意欲が湧いてまいりました。
どうぞ皆様、今後とも日本舞踊をお楽しみ下さいますよう
私共も努力、精進いたしますので、
何とぞよろしくお願い申し上げます。
振り見せとは、本番の舞台に備えてバックとなる大道具や手に持つ 小道具の確認、幕のあげおろしや照明、音響等のタイミングをはかる為、 スタッフに踊りを見てもらう事です。
衣裳やかつらをつけたイメージでどのような舞台になるか 師匠と踊り手とスタッフが入念に打ち合わせをして お客様に楽しんで頂ける作品を創造していきます。
たくさん並んだスタッフの方々の前で、出演者はとても緊張するみたいです
道具の打ち合わせ
音響チェックでタイミングを確認します
狂言方、照明、大道具の綿密な打ち合わせ、みんな真剣です
朱ざくら会の場合は、本番前日に同じ会場で本番通りの舞台稽古をします。
本番さながらの衣装合わせ。 衣裳とかつらをつけている所です。
「桜絵巻」.......................................「お祭り」
「東都獅子」....................................「鷺娘」
「連獅子」
門弟の日頃の成果の発表の場として、2年に1度「朱ざくら会」を開催しています。
本来ならば、地方―ぢかた(唄、三味線、太鼓、笛など演目に応じて生演奏で演じます)での公演が望ましいのですが、通常はテープ使用で、お弟子さんの負担を少しでも軽くしています。
普通の主婦やOLさんが少しずつ貯金をすれば、出られる程度に押さえたいと思っています。子供たちにも情操教育の一貫として長く続けてほしいと思っています。
踊りの演目はご本人のご希望とその時々の実力に応じて、ご相談しながら決めていきます。1つの演目が15分前後で、その踊りを丁寧に少しずつお稽古して覚えていきます。それぞれのペースがあるので一概に言えませんが、約1年かかって皆様に見ていただける踊りに仕上げていきます。
実際の発表会当日の流れをおってみます。
ここでも、一番初めはご挨拶です。
お化粧をしてもらいますが、羽二重をして、白塗、紅をさして、眉をいれて、どんどんきれいになっていきます。
衣裳の着付けをしてもらいます。
かつらをつけます。役によってかつらもみんなちがいます。
きれいにできあがりました。
支度は整いました、本番までドキドキですが、楽しんで踊りましょう。